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我が良き人生 [みちくさ]

二十歳のころ、若さをむしろ持て余し、生きることを他人任せにしていた。学生生活の多くの時間を映画や芝居や美術や小説に費やし、遊んでいた。建築に出会って、人生が変わった。美しいものを理想に生きていけるような気がした。ただ建築は純粋芸術と異なり、人間の欲望と無縁ではいられない。人生の絶頂期にある人のために建築をつくり、建築もまたその人生と共に衰退していく。建築こそバブルな華の象徴だった。主は変わっても建築は残って、私の生の痕跡も残っている。それはとても幸せなこと。三十代の終わりにもう子供ができることもないだろうと思っていた頃、能に出会った。そして人生が変わっていった。私は思う。生きることは修行だ。大真面目にそう思う。結婚も仕事も生活もすべてタダタダ修行なのだ。身に降りかかる試練を「乗り越えない限り、次の境地へ決して進めないゲームなのだ。私が生かされているその意味を知るための。銀河系宇宙の中の小さな星の中の小さな私の命。能はそのことを私にそっとささやく。答えは私の中にあると。

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