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五雲会10月 呉服 [呉服]

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呉服 シテ小倉健太郎

最近思うこと。美っていうのは孤高なものなんじゃないかって。
孤高なるがゆえに美しいとも。
「荒野の狼」ってそういうことだったのでしょうか、泉先生。
白銀の中に月光を受けて屹立する狼の中の命の美。
切なさと激しさとやさしさと諦めと。
シテの気持ちなど知る由もないけど。

これといった筋も無く、めでたいってほどでもなく、悲しいわけでもない能でした。
前シテはツレが華奢であったためか、シテの位なのか、装束のせいなのか堂々たる雰囲気で、はるばる中国から連行されてきたしまった美女の寂しい心細い感じというのではなかった。ペルシャ絨毯は少女の小さな指でしか織ることができないらしいけど、一心不乱に織ってる姿はなんだか不憫な感じがしたなあ。でも、べつに悲恋の話でもないんだし、くよくよすることもないけど。
後シテは、私的にはもっとポワ~~んとした感じのほうがよかったかなあ。なんか執心系女神って感じの強い女神であった。端正なきれいな舞台ではありましたが、「なんかちょっと違うな」という感想でした。



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