So-net無料ブログ作成
検索選択

レヴィ・ストロースと芭蕉の女 [芭蕉]

レヴィー・ストロースが亡くなったそうだ。構造主義は建築思想にも少なからず影響を及ぼし、近代建築以降のデザインに大きな変革をもたらした。未だ私にはよく分からないまま、本棚の数冊は眠ってる。中沢新一氏などのフィルターを通った方が私の知能レベルには良いかもしれない。最近再び、意挙について考えているのだが、微妙な共通点を感じてしまうのだ。そもそも、構造主義には西洋的弁証法的世界観に対するアンチテーゼ的意味合いがあり、そこには必然的に東洋的思考哲学に通じるものがあるのだろう。レヴィ・ストロースが西洋以外の世界に発見したもの「構造」とは、仏教の説く「因縁」に非常に近いもののような。力学で言えば「張力」。すべての事象はすべての関係性の中でのみ存在し、因縁という張力によって世界は刹那にのみ存在してるというか。意挙において繰り返し説かれているのは自然である。箸を持つように剣を扱う。意識しない自然な動き。自然という関係性の中に自分の肉体を解き放つことによって、肉体という限界を超えたエネルギーを得る。それを「能量」と言うらしい。(能って中国武道の言葉だったのか?)能「芭蕉」の暑く湿った庭に立つずぶ濡れの若く美しい女の姿に「悲しき熱帯」を感じてしまう本日の私なのでした。
メッセージを送る